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岡山 教師塾が開催されました


去る2014年11月24日、岡山南ふれあいセンター ふれあいホールにて、宇城塾長による教師塾が開催されました。当日は、小学校、中学校、高校の教師、約40名が参加、3時間以上にわたる塾長の講義、実践が繰り広げられました。

講義の冒頭では、独学でダンスを学んだという11才の女の子のダンスや、同じく独学で絵を描いている子の4歳からの18歳にいたるまでの作品が紹介されました。どれも、天才と言えるほどの素晴らしさなのですが、それが、「人に教えられて」という結果ではなく、その子が「本来もっているものが引き出された」という形での結果に、そもそも、「教えるとは何か、学ぶとは何か」ということを根本的に問い直すスタートとなりました。


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1対5人の腕相撲に一瞬にして勝ってみせる塾長


飛鳥時代から現代に至るまでの日本の歴史をテーマにした講義では、単なる歴史の流れを時系列に話していくということではなく、それぞれの時代に生きた人の生き様やものの見方、考え方、覚悟、そこに存在していたエネルギーを、今に生き生きと再現させ、浮き彫りにさせるなかで進められていきました。

それはまさに、子供に何を伝えるのか、何を伝えるべきなのか、教科科目の暗記や受験のための授業ではなく、何をテーマにしたとしても、そこにある教師の大きな捉え方、生き方、生き様が大事であるということが、迫力をもって伝わってくるものでした。

今、学級崩壊、学校崩壊、切れる子供、昔ではあり得ない子供による凶悪事件がなど、多くの教師がその現状に苦しみまた不安にさらされています。
しかし、その原因を子供たちにあるとすることは、あまに無責任すぎます。
子供たちにとって社会、大人の影響は絶大なものであるからです。



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気を通され、一瞬にして両腕が強くなる
人を乗せたまま、移動することもできる



教師塾では、そんな多難な時代に子供と向き合う教職にある方々に、まずは、教師自身が、子供がもつ素晴らしい能力を改めて知ることとと同時に、謙虚に自ら学ぶ姿勢こそが大事であること、そして現在常識とされていることが、本当に正しいかどうかを見極める目をもつこと、さらには子供だけでなく、自分の中にもまだまだ隠された潜在能力があるという真実を知るなど、たくさんのメッセージが送られていました。



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座り方で、集中力や感覚がどう変わるか
正座がもつ迫力を体験



3時間という時間では限りはありますが、この教師塾が、これまでとは違った形で、子供と向き合い、自分自身と向き合うきっかけとなることでしょう。


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空手の型の応用で、身体がいかに強くなるものかを体験
日常にある伝統の型の奥深さを学ぶ



参加者の感想を紹介します。


 受講を通してまず感じたことは、子ども達の前に立っている大人として、宇城先生の教師塾に参加できたことは、この上ない支えであり、励みであり、幸せであるということです。

先生の「あなたたちから肩書き、資格、知名度などを全て取り除いたときに何があるのか」とのお言葉に、すぐ何もない(=実力がない)と思いました。仕事のつもりが、それはただの作業となっており、先生のような社会に調和や幸せをもたらす本当の生産性が私には全くなかったのだと気付かせていただきました。

部分体と統一体の違い、心を根源とした気のエネルギーの存在とそれを目に見える形にした実践・検証の数々。そこには真実があり、全てを変えてくれる大きなエネルギーと神秘が内在していました。

何も知らない怖さと自分の人生が奴隷のようになっている現状、資格や肩書き、知名度だけで仕事をしている今の日本社会の歪みと広がる貧困、世界との格差、子供たちの無限の可能性をつぶす教育の実態など知れば知るほど、子ども達や自分たちを取り巻く環境は厳しすぎるものであると感じました。

そんな現状をどのように生きていくのか、それを示すのが教師の仕事であると先生は仰り、本来の在るべき姿と現実とのギャップに更に衝撃を受けました。

今の気持ちをなかなか上手く言葉で表現することができませんが、講義を通して、今まで自分自身が周囲に流されて生きてきたことを反省しました。おそらく、職場に行った時に物凄いギャップを感じると思います。考えただけでそれに負けてしまいそうです。

しかし、先生の生き様に触れ、本物とは、実力があるとはどういうことなのか、自分の世界では絶対に触れることのできない、見ることの出来ない世界を示していただき、その体験・経験自体が大きな心の支えとなっています。これまで幸運にも数多く先生に御指導を賜って参りました。しかし、毎回が初めてご指導を頂く心境です。

先生のような全くレベルや世界が違う方と時間や空間を共有し、触れさせていただくこと自体に自分自身の細胞が感動しているのだと思います。

今回の教師塾を通し、先生の御指導を賜るだけで終わるのではなく、自分の人生をもっともっとどのように生きていくのか真剣に考えなければと思いを強く持ちました。足がすくんでも真実と向かい続け、前に進もうとする気持ちだけは忘れないように致します。この度も貴重な御指導、本当にありがとうございました。
(山口 中学校教員 男性 S.A)





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